和太鼓グループ『DRUM TAO』にお稽古!

国内外で活躍している和太鼓グループ『DRUM TAO』に急遽お稽古をつける事に。TAOとはもう10年以上お付き合いがあり、都度お箏・三味線のお稽古をつけています。本拠地で泊まり掛けの連日レッスンをしてきた事もあります。古くからのメンバーも私もお互い歳を重ね、いろんな悩みも抱えつつ、後輩・若手の指導なども継続させて頂いております。

いつも舞台を観て思うのは、『太鼓を叩いた直後に箏を弾く』という状況の過酷さです。太鼓や箏を弾いた事がない方には実感がわかないと思いますが、和太鼓ではバチをしっかり握り、全身でリズムを取り、もちろん手も指もビリビリ…その直後に箏爪を指につけ、5本指を使って軽快に繊細に箏の弦を弾くことはなかなか至難の技です…よく頑張っています!

とはいえ”プロ”という立場でお客様の前で演奏するからには甘い言葉は封印し、厳しく指導しております(笑)今後の展開も楽しみです!

『日本の伝統音楽』春期授業@国士舘大終了!

今年も多くの学生が『日本の伝統音楽』を受講し、春期を終えました。初めは「意味が不明」、「とりあえず履修登録した」という学生も15回の授業を通じて、箏・三味線の楽器の魅力にハマる学生が多いです。授業の後半は選択した楽器を学生同士で教え合います。学ぶことの難しさ、そしてそれを自分で理解して人に教えることの難しさも授業で体得してもらいます。

毎年の事ながら、これまで日本の伝統音楽や文化に興味がなかった学生が、授業を通じて考え方や捉え方が変わってくれる事にやりがいを感じます。

学生だけではなく、国内外の多くの方に日本伝統音楽・文化を体験して頂き、その魅力を伝えていきたいと思います!