アメリカ・ネバダ大学生達の演奏体験

アメリカ・ネバダ大学の学生達が日本へ研修旅行に来て、その一環として箏の演奏体験を実施しました。全員、箏を弾くのは初めて!まずは歴史、楽器の説明などをレクチャーして、その後に実際に楽曲を演奏!みんな本当に真面目に楽しく向き合ってくれて、嬉しかったです。
箏の爪の付け方や座り方から『???』となるのは、やはり他国の文化なのですね。箏を弾いたことがない日本人は『なんとなく』でもイメージがつきやすいですが文化が違うとそのイメージもなく。教え甲斐もあり、そしてだからこそ『正しく』『楽しく』『本物の』日本文化を伝えていきたいと改めて感じました。

箏の素材は『桐』です。英語で調べて伝えましたが、皆んなその木材を知らず、東アジアのみに生息する樹木のため、名前を知らないこともあるんだな〜と勉強になりました。長さや重さも国が違うと使う単位が違うので、変換して伝えたり、それも私自身の勉強になります

以前勤めていた会社の同僚が今はネバダ大学で日本文化を指導する教授となり、今回のご縁をいただきました。
ご縁に心から感謝です。

特別な年次総会

今年もご用命頂き、外国の方々が多く会員でいらっしゃる団体の、日本各支部の代表の年次総会で演奏をさせて頂きました。

 

ZEND LIVEでもご一緒させて頂いている和太鼓の筑紫珠楽さん。これまでも演奏をご一緒させて頂いている神永大輔さん。パワフルかつ繊細な演奏をされるお二人と演奏をまたご一緒したくて、今回お声掛けをさせて頂きました。

 

構想〜当日準備まで大変でしたが、外国・日本それぞれのメンバーの方々にお喜びいただけたようです。

舞台裏を支えてくださった温かいスタッフ達にも心から感謝です。笑いの絶えない仲間達と一緒に仕事ができることは、本当に幸せに感じます。

伝統音楽・着付けの授業修了

大学での着付けの授業で修了証書の授与。

男女それぞれの着付けのカリキュラムも独自に作っています。半期の授業で自分で着物を着られるようになる!だけではなく歴史的な背景や使用する小物の意味なども伝え、日本文化を総体的に捉えてもらうようにしています。

今期は履修生が少なかったためアットホームな雰囲気でした。

「日本の伝統音楽」「着物着付け」の授業を通じて、若者達が日本文化に興味を持ち、実体験として身につけて世界に羽ばたくことを願っています!最後の集合写真は「好きなポーズして写真撮ろう!」と声を掛けたら盛り上がってこんな感じ(笑)若いって可愛い🎵

さてさて大量のレポート&成績評価作業が待っております

 

フランスと日本

昨年から着付けの個人レッスンを受講していたフランス人のベネちゃんが、フランス大使館での任務を終えて帰国することになりました。

とても勤勉で今ではすんなり自分で着物を着られるようになりました。帰国する際の引越し荷物は着物と帯でいっぱいだそうです(笑)

 

「フランスに帰ってもたくさん着物を着たいです!」と目をキラキラ輝かせながら話す彼女を見て、教えがいがあったなぁ〜と感じます。

「麻貴先生、フランスに教えにきて下さいね!」なんて言ってくれるので、フランスで「日本伝統音楽と着物のファッションショー」とかやりたいなぁと妄想したりします。

 

ここ数年、フランスとの関わりが多く、今まで感じてたフランスのイメージが良い意味でガラリと変わりました。3人で一緒に写ってるのは同じくフランス人で箏のお弟子さんのアナちゃん。

日本伝統音楽も着物も「歴史と共に今を息づく芸術」として各国に届けていきたいです。

第46回定期演奏会が無事に終了しました

1年に1度の定期演奏会、今年も無事に終了しました。
ご来場くださった皆様、どうもありがとうございました!
お弟子さんたちは普段からのお稽古の成果を発表する場であり、『本番』『舞台』という経験を積む機会でもあります。本番は舞台の神様に微笑まれるか、イジワルされるか、その瞬間まで分かりません(笑)
でも何より『この日に向けて練習する、その姿勢』が一番素敵だと私は思っています。私自身、いくら練習しても何度チャレンジしても、本番では緊張感と高揚とハプニングにも見舞われます。だから生演奏は楽しいのかも知れません。
学生たちや若手奏者の皆んなも華を添えてくれて、賑やかでした!

舎中の門下演奏会なので、準備・当日・後片付けまで何せ裏方仕事も大変でございます。。。ちなみに箏の曲ごとのローテーションを最小限に検討しても今年は約40面の箏を使用しました。
お弟子さんたち、そして運営で支えて下さった音響・ナレーター・調弦師・会場・照明などの方々にも今年もお世話になり、感謝申し上げます。
家元は来年も11月に開催する意向でやる気満々ございます

ストリート箏

講義を受け持っている大学の学部長から『大学のロビーラウンジに箏を置きたいと思いますが、どうですか?」とご依頼いただきました。
姉と検討し『ストリートピアノ』のように『ストリート箏』風に作ろうか!と思い、このようにラウンジに置いています。
私と姉はこの大学で箏・三味線・きもの着付け、3つの異なる授業を教授しており、箏の授業を履修した学生たちに、この企画が楽しめたらいいな〜とも思っています。初めて見る・触る学生用にも”弾き方”の説明書を設置したり、”さくらさくら”の弾き方・楽譜なども用意しています。
楽器の安全・管理の面など心配事もありますが、まずは『身近に触れられる』機会の1つになれればと思っています。
屋内設置が前提ですが、ストリート箏がショッピングモールや児童館、一般的な施設や観光客が来る場所などにも広げられないかなぁ?と模索しております!

調弦師とは

芸術の秋には各地で演奏会が開催されます。今週末には我が舎中の定期演奏会がありますが、先日は裏方として別舎中のお手伝いに伺いました。
箏は曲によっていわゆる「チューニング(調弦)」がそれぞれ違います。ある古典曲はソ・ド・レ・ミ♭・ソ・・・とチューニングしたかと思えば、現代曲はレ・ミ・ファ・ソ・ラ・・・なんて具合に、曲ごとにチューニングが違うことが多々あります。箏は絃に『琴柱』というブリッジを付けて初めて音が出ますが、この琴柱の位置によって出る音が変化します。
箏の『演奏会』『発表会』という何曲も連続して演奏する場合には舞台裏でチューニングをひたすら続ける「調弦師」という役割があります。多くの場合には舞台で演奏する人以外に依頼します(他の舎中の人など)
我が舎中の演奏会で調弦師として長年お願いしている他舎中の先生の演奏会で、今年も私と姉の2人で調弦師としてお手伝いさせて頂きました。
調弦師は自分が演奏する時以上に、緊張します。。。間違えたら弾く人がパニックになってしまうな、とか、合奏の場合には1つ1つの箏の音程の微妙な差が合奏に影響したりするからです。

華やかに見える舞台には、裏方の支えが必ずあることを小さい時から両親に教えられ、今でもステージに立てること、そして裏方の仕事もできることを嬉しく思っています。

第47回定期演奏会のお知らせ

今年もお弟子さん達による定期演奏会を開催いたします。

・2024年11月10日(日)11時30〜16時30頃まで
・代々木上原駅近く 古賀政男音楽博物館 けやきホールにて

幼児〜80歳以上の方々まで年齢層も幅広く、日頃のお稽古の成果を発表する場であり、様々な曲を演奏いたします。
箏(こと)・三絃(三味線)・尺八を生音で気軽に聴ける機会でもあります。
私のお弟子さん達も多く出演します。仕事をしながらお稽古に通ったり、その努力に本当に頭が下がります。
お聞き苦しい演奏もあるかと思いますが、駅からも近く、無料で、気軽に出入りできる発表会ですのでお時間ある方は、是非お越しください。

私は…半分以上の曲に登場してますが『また出てるの?!』と思わずに見守ってくださいませ(苦笑)

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インタビュー記事を掲載して頂きました(日本伝統文化協会様)

インタビューをして頂いた日本伝統文化協会様が記事をとして掲載してくださいました。
日本伝統音楽のことだけではなく、どうして私が留学→会社員→今の仕事に就いたのかをお話しさせて頂きました。ちょっと長いですが是非読んで頂けたら嬉しいです!

「きっかけメーカー」になりたい想いは、実は20代のMTV時代に社会問題を取り扱うプロジェクトを立ち上げたり、30代のDiscovery時代に教育関係や被災地支援を担当した時と変わってないんです(笑)いつもそこには、相談させて頂いたり、協力してくださる方々がいて、今の私があります。

皆様への感謝の気持ちを忘れずに、皆様の力にもなりたく、前に進みたいと思います。

https://jcbase.net/interview-discovery-tradition-in-japan-005/

年次総会での演奏披露

先月下旬、国際的な組織の年次総会にて演奏をさせて頂きました。

会員の皆様は7割が外国の方々で、総勢300人位のお客様に演奏を聴いて頂きました。

私が依頼を頂戴し、いつもサポートしてくれる姉、そして今回は両親にも出演をお願いしました。若かりし頃は父への演奏依頼を私たち娘が一緒に出演させて頂いていましたが、こうして自分から両親に演奏依頼をすることになったことも、嬉しく思っています。

姉妹のWelcome Musicでスタートし、そして本編の演奏も『桜の時期』『日本』『年次総会に相応しい華やかさ』をテーマに選曲しました。

拙い英語も役に立ち?多くの会員の方々とお話しでき、さらに自分の世界が広がって勉強になる機会でした。

ご縁に心から感謝しています。