『着物着付け』春期授業終了

大学の『着物着付け』春期授業も無事に終了しました。
3年前から国士舘大学でスタートしたこの授業、当初は『女性クラス』のみでしたが2022年度より新たなチャレンジをスタートさせました。そう、『男性クラス』。

女性は七五三を始め、成人式や卒業式で着物や袴を、夏祭りや花火大会では浴衣を着る機会が男性より多いので興味を持つ女子学生が多いだろうと私も大学も思っておりました。
ところが当大学での別授業『日本の伝統音楽』の受講男子学生達に興味の有無を聞いてみたところ、意外に多くの学生が興味あるとのこと。学部自体にも男子学生が多いので是非開講したいと大学と交渉の上、なんと今年から開講する事ができました!

プライベートでの個人やグループレッスンとは違い、大学の授業としての構成にするために学術的な側面、技術的な側面、体験参加型の側面、あらゆる面からのアプローチを考えて半期の授業内容に仕上げました。
資格取得できる授業としての位置づけのため、1クラスの人数は制限を設けさせて頂き、今期女性クラスは3クラス、男性クラスは1クラス開講し、約30名が無事に修了しました。

いやはや、なかなかハードな授業でしたが、受講生がみんな楽しみながら技術や学術を身につけてくれて嬉しかったです。

国士舘大学の面白さ

国士舘大学21世紀アジア学部というところで箏・三味線・着物着付けのそれぞれの授業を担当し指導させて頂いていますが、この大学ならではの面白さがあります。
その1つに『アスリートへ指導する』ということです。国士舘大学は文武両道の大学として有名であり、運動能力に長けた学生も多く、スポーツアスリートが多くいます。これまで私の授業を受けていた学生の中には『オリンピック選手候補生』がいて実勢に東京オリンピックに出場したり、各分野のスポーツの『日本代表選手』もいたりします。そして卒業後は『プロ野球』『プロサッカー』『プロバレーボール』など各分野のプロ選手として活躍する学生も多くいます。

授業を受けている時には『プロ』の片鱗を見せないような、一見普通のイマドキの学生でも、話を聞くとそのような素晴らしいステージ立っている学生もおり輝かしい未来を背負っている学生達から私はいつもパワーをもらいます。

『プロアスリート』に日本の伝統音楽や文化を指導できることが、とても嬉しいです。そして彼ら・彼女達が世界で活躍する際には必ずと言って良いほど今後感じるであろう『日本と世界』という視点において、一時でも私が授業で指導した思想・文化・歴史・技術などを思い出してくれたら…と願っています。

定期演奏会を開催いたします

父である柳内調風の門下演奏会を来月開催いたします。

昨年はコロナ感染拡大を考慮し演奏会を中止致しましたが、本年は感染拡大が収まりつつある状況を考え、またお稽古に励むお弟子さんたちの志位を高めるためにも開催することにいたしました。

私の直弟子や大学の教え子たちも出演させて頂きます。そして長男も初舞台を踏ませて頂きます。

日時:2021年11月28日(日)
会場:古賀政男音楽博物館 けやきホール
(小田急線、千代田線『代々木上原』駅 徒歩3分)
開演:午前11時30〜

『無料』『出入り自由』で、午前11時30分〜午後5時頃まで1日がかりで発表しておりますので『お好きな時に』『気軽に』お立ち寄りくださいませ。
日本の伝統音楽・楽器に触れ合う機会が少ない方々が多いかと思いますので、是非気軽に聴ける良い機会にして頂けば嬉しいです。

日頃より練習を積み重ね、一生懸命に和楽器と向き合い楽しむ若者達の姿も是非温かい目で見守って頂ければ幸いです。

会場は感染予防対策をしておりますので安心してご来場くださいませ。

今期も着付け授業を無事に修了

大学での『きもの着付け』授業、今期は履修生16名が無事に修了し資格を付与しました。毎期のことですが、『日本の伝統音楽』授業も然り、『私も大学の時にこんな授業あったら良かったのにー!』と思います(笑)
コロナ禍で対面授業がなかなか難しく、緊急事態宣言で授業が途中急遽休講になったこともあった今期ですが、技術を身につけて皆んなよく頑張りました!
しかし、残念なことが一つ…今期がこれまでと違うのが授業の活気です。マスクをして学生同士も間隔を空け、極力授業中も話さないようにさせられている学生達が可哀想でなりません。実技の授業は先生も学生同士も話してナンボのところがあるのに…。

コロナが終息し、学生同士も私達との対話も大声でワイワイと楽しんで話しながら学べる環境に戻れる日を心から待ち望んでいます。