第49回定期演奏会のお知らせ

今年もやってまいりました、秋の定期演奏会です。日頃のお稽古の成果を思う存分発揮できる場所、そしてなかなか『日本の伝統音楽』が敷居が高いと感じていらっしゃる方々に、気軽にご来場いただける場所として定期演奏会を家元が開催していらっしゃいます。

私のお弟子さん達も日頃の鍛錬を積み、参加させて頂いております。

フッと考えたらば、柳内舎中は『1ケタ年齢の子供達・10代・20代・30代・40代』(←ここまで私のお弟子さん)『50代・60代・70代・80代・90代』(←家元のお弟子さん) という、なんとも年齢幅がものすごい広いことに気がつきました、、、日本の伝統音楽もまだまだ広がっていくことを願うばかりです。

私自身、年齢を重ねるごとに『音の感じ方・楽しみ方・難しさ・理解の仕方』などが変わってきました。その歳に合ったそれぞれの感性で、奏者にも、聴いてくださる方々にも楽しんで頂きたいと思っています。

長丁場の演奏会なので、ご興味のある曲やご都合の宜しいお時間にお越しくださいませ。

今年も皆様のご来場をお待ち申し上げております。

日時:2026年11月22日(日)11時開場・11時30開演/17時頃終演

場所:古賀政男音楽博物館『けやきホール』(最寄駅:代々木上原)

その他:入場無料・曲間での出入り自由です

 

芸術の秋のスタート

芸術の秋で盛り上がる時期になってきました。

先週は家元(父)がもう60年以上?演奏をご一緒させて頂いている飯塚先生門下生の演奏会にて、裏方の調弦をさせて頂きました。場所は赤坂・日枝神社。新しくなってから初めて参拝させて頂きました。

楽器のチューニングについてよく会場やホテルのスタッフの方に質問を受けますが、今回も『知らなかったー!』と会場スタッフの方が目を丸くされていたので皆様にも共有します。例えばピアノは『ドの鍵盤はドの音』と基本チューニングが固定です。箏は『一の絃はこの曲ではレ、あの曲ではラ』など常に『曲によってチューニングが変わり』ます。そのため、演奏会や発表会などでは舞台裏で曲毎に箏を差し替えるので、チューニングの嵐です。なので『調弦師』という人が必要になります。

自分が演奏する時とは違う緊張感を纏いながら、黙々とこなすわけですが、発表会のために練習してきた奏者の方を想って『大丈夫かな、チューニング間違っていないかな』と毎曲ドキドキします、、、決して、『慣れてはいけない』緊張感を持ちながら遂行するべき仕事の1つだと思っています。

13本、曲毎にチューニングが違うって、なかなかですよ!是非皆さんも箏の演奏を体験して頂いて、同時にチューニングの怖さを味わって頂きたいです(笑)

今期前半の大学授業

春期の授業の最後は、『日本の伝統音楽』では学生たちが半期で学んだ箏・三味線それぞれのチームが合同授業で合奏練習をして仕上げます。そしてお互いの楽器を教え合い。毎学期、この時が一番盛り上がります。『えっと、そうじゃなくて、こんな感じで音を出して』『バンバン、じゃなくてトントン』など、擬態語・擬音語が飛び交っていて聞いていて私たちも面白いです。

『着物着付け』では、先生のアドバイスなしに1から1人で着られるか、男女ともにそれぞれ着物を着て整えます。それぞれの得意箇所、苦手箇所があって、練習を繰り返しながら体得してくれる様子を見ていて嬉しいです。

今期から変更したのは日本の伝統音楽の『筆記試験』。これまでonlineで課題を出し、レポート提出にしていましたがAIの進化に伴い、『ん???』という解答が増え、姉と検討して筆記試験に変更しました。AIに聞いたらすぐに解答が出てしまう世の中、便利ではありますが自身の頭を使う機会、考えを述べる機会が減っているように感じるため、採点する私たちは大変になりますが、学生たちに少しでも有意義な授業になるように改善、進化させています。

さて、今期はどんな珍解答があるかも、楽しみです。

日本語学校での体験授業

先日、MANABI外語学院東京校で韓国からの留学生を対象に、『日本の伝統文化体験』として『箏』と『水引』に関して講義&体験を実施させて頂きました。

 

私が教員を勤めている国士舘大学で箏・三味線の部活にも入っていた教え子が、日本語教員としてこの外語学院に就職し、立派に働いています。社会人になっても私の個人レッスンを継続していて、その子が今回企画立案&実施をしてくれて、とても感動しました。

 

『箏』では歴史・構造・文化背景などを中心にまずは講義→そして韓国で有名な『アリラン』の曲などを編曲して、学生たちに箏を演奏体験&合奏して頂きました。

『水引』では以前勤務していた会社の先輩にご協力頂き(その方も今では結納・祝儀老舗店を担っていらっしゃいます)歴史や成り立ち、結納儀式のお話なども聞いて→水引結びを体験。

 

学校の先生達も楽しんでくださり、教え子の立派な社会人姿も見ることができ、有意義な機会でした。

 

あっという間に今期も完走!

2025年秋期の大学授業も無事に終了しました。
初めて和楽器に触る学生も多く、毎週の授業を通じて楽器と親しんで音を奏でる。個々人がどう楽器と向き合うか、楽しむか、それによって上達度も変わってきます。
音楽専門の大学ではないので、上手に弾けることだけで成績は決めていません。楽器の扱い方、親しみ方、理解力、などなど多岐にわたって観察し、学生の個性を引き出していければと思っています。
各クラスの雰囲気もありますが、何より『日本の文化に興味を持つ』『音を楽しむ』環境を作りたいと思っています。
授業の最後には箏チーム、三味線チームが1つの曲を合奏、そして自分が学んだ楽器を相手チームの学生に教えることもあります。教えることで初めて知る『難しさ』と『楽しさ』に向き合って欲しいから。

着付も初めて着物を着る子達ばかり。七五三で着た(らしい)けど『覚えてませーん!』がほとんど。
大学生になって着物って面白そうと思ってもらえるだけで、この授業を開講した甲斐があります。
着物も1から初めて最後の修了試験には全員が1人で着られるようになります。その達成感も味わって、自信に繋げて欲しいと思います。
今期は4年生の受講生も多く、これから社会人となっていくのだなぁ~と思うと、少しでも色々な知識を身につけて欲しくて余談も増えてしまう授業です。

新年会での演奏

今年も新年から様々なところで演奏させていただく機会を頂戴でき、感謝申し上げます。

東京赤坂ロータリークラブ様では、父・姉と共に新年会で演奏を、東京国分寺ロータリークラブ様&東京武蔵国分寺ロータリークラブ様の合同新年会では姉と演奏をさせて頂きました。

皆様新年から温かく迎え入れてくださり、耳を傾けてくださり、皆様が今年も良き1年となりますように、心を込めて演奏させて頂きました。

国分寺ロータリークラブ現会長の萩原会長には、私が高校生の時からお世話になっており、人生で幾度となく明るい道標になって支えてくださっています。会長になられた際に演奏させて頂けたことが本当に感慨深いです。

今年も色々なご縁を大切にして、邁進していきたく思います。

ネパールからの留学生110人に日本の伝統文化をレクチャー!

先月、東京早稲田外国語学校に通うネパールからの留学生110人に、『日本の伝統音楽』に関して講義・演奏・体験会を実施させて頂きました。日本語を学び始めて間もない学生が多かったため、『わかりやすい日本語』「わかりやすい英語』を使ってレクチャーをしました。

これも前回の投稿の時とリンクするのですが、社会問題に関しても、日本の伝統文化に関しても、『難しいこと』をそのまま伝えるのは簡単で、『難しそう』と思われることを、いかに『わかりやすく』伝える方が至難の業だったりします。

講義・演奏・体験会はこれまでも何度も様々なところで実施させて頂きましたが『110人に体験会』は初めてであり、限られた短い体験時間の中で『どう構成しようかな?』と検討を重ね、チーム分け・場所分け・指導者の増員などもして当初は『代表者30名くらいで』と予定しておりましたが、、、そうですよね、講義・演奏を聞いて、皆んな楽器を目の前にしたら弾きたくなりますよね。。。その気持ちが嬉しくて結果、参加者全員に体験してもらいました!(笑)楽器にただ触るだけ、ちょこっと弾いてみるだけであれば、100人以上でも短時間でも可能です。今回は『1曲弾く!』という達成感を味わってもらいたかったので、なかなか大変ではありましたが、全員が弾くことができ、達成感も味わってもらえて本当に良かったです。

いつも協力してくれている姉、そして私のお弟子さんであるアナちゃん、リンちゃんにも今回協力してもらい、終了後には私たちも達成感を味わえました(笑)アナちゃん、リンちゃんは『こんなに裏方が大変だと知って勉強になりました!』と頼もしい感想をもらえて、これからの成長が楽しみです。

私自身も今回の大規模演奏体験会で学べたことが多々あり、次に活かしていきたいと思います。

今回のご縁を頂戴した日本伝統文化協会の皆様ありがとうございました。

浴衣の撮影

箏や三味線、着物の写真を撮って頂いたことのあるサカエさんが、ご自身の作品を制作するにあたり撮影にご協力させて頂きました。

ボケたり引きの絵画的な写真を撮り、その後は、、、サカエさんのアイディアと技によって独自の作品へと変わるとのこと。楽しみです!

 

先月、屋外での撮影でしたがいやはや猛暑だと浴衣でも暑いですね。。。

着物は『季節の装い』と言ってこの種類の着物は、この時期に着るべし!と、ある程度の”決まり”が昔からあるのですが、昔と今の東京の気温差を考えると、・・・そんなこと言っていられませんね。この”決まり”も、時代に沿って変更していくべきだと感じております。

 

Photo by  Sakae Okatomi



アメリカ・ネバダ大学生達の演奏体験

アメリカ・ネバダ大学の学生達が日本へ研修旅行に来て、その一環として箏の演奏体験を実施しました。全員、箏を弾くのは初めて!まずは歴史、楽器の説明などをレクチャーして、その後に実際に楽曲を演奏!みんな本当に真面目に楽しく向き合ってくれて、嬉しかったです。
箏の爪の付け方や座り方から『???』となるのは、やはり他国の文化なのですね。箏を弾いたことがない日本人は『なんとなく』でもイメージがつきやすいですが文化が違うとそのイメージもなく。教え甲斐もあり、そしてだからこそ『正しく』『楽しく』『本物の』日本文化を伝えていきたいと改めて感じました。

箏の素材は『桐』です。英語で調べて伝えましたが、皆んなその木材を知らず、東アジアのみに生息する樹木のため、名前を知らないこともあるんだな〜と勉強になりました。長さや重さも国が違うと使う単位が違うので、変換して伝えたり、それも私自身の勉強になります

以前勤めていた会社の同僚が今はネバダ大学で日本文化を指導する教授となり、今回のご縁をいただきました。
ご縁に心から感謝です。

特別な年次総会

今年もご用命頂き、外国の方々が多く会員でいらっしゃる団体の、日本各支部の代表の年次総会で演奏をさせて頂きました。

 

ZEND LIVEでもご一緒させて頂いている和太鼓の筑紫珠楽さん。これまでも演奏をご一緒させて頂いている神永大輔さん。パワフルかつ繊細な演奏をされるお二人と演奏をまたご一緒したくて、今回お声掛けをさせて頂きました。

 

構想〜当日準備まで大変でしたが、外国・日本それぞれのメンバーの方々にお喜びいただけたようです。

舞台裏を支えてくださった温かいスタッフ達にも心から感謝です。笑いの絶えない仲間達と一緒に仕事ができることは、本当に幸せに感じます。