大学授業はオンライン授業に…

コロナウィルス感染拡大の配慮から、大学で担当している授業「日本の伝統音楽」は、今春期オンライン授業に切り替わりました。

本来なら実技授業のため、箏や三味線を直接触り、楽器の知識と演奏技術を身につける授業なのですが、大学からの要望により今期は致し方なく、オンラインにて講義の授業中心となります。実際に楽器に触れて学んだり、生演奏を聴ける機会が失われるのはとても残念です。

実際に楽器に触れたかった学生にとっては残念ですが、通常授業よりも知識を沢山吸収できる機会だと思うので、良い指導ができるように尽力いたします。オンラインでの授業は私も初めてなので学ぶことが多いです!

今年の秋期は果たしてどうなるのか…

コロナウィルスによるお稽古状況

コロナウィルスの感染拡大を受けて、先月より箏・三味線・着付け全ての個人レッスン・グループレッスン・体験レッスンなどを引き続きお休みしています。

生徒さん達には申し訳ありませんが、このStay Home期間は自主練習期間として有意義にすごして頂き、そして収束してお稽古再開の際には、また楽しい時間を過ごせればと願っております。
再開は非常事態宣言が解除されてから改めてお知らせ致します。

お箏体験ワークショップ終了

先週末に日本伝統文化協会様と共催で『お箏の体験ワークショップ』を開催させて頂きました。
今回のご参加者様たちは全員が”初めてお箏に触る”方々でした。前回の講演会で『箏』の知識や歴史をある程度お話ししていましたので、ワークショップでは実技をたっぷり楽しんで頂きました。

どこがどの数字?どうやって楽譜を読むの?どんな格好で弾いたらいいの?などなど疑問を1つずつ紐解いていきます。

そして皆さんが知っている”さくらさくら”を初め、知っている日本の童謡を中心に4曲も体験!チームに分かれて演奏披露をしあったり、低音箏との合奏まで楽しんで頂けるほど2時間であっという間に上達しました!

多くの方にご参加頂き、楽しんで頂けたことを嬉しく思います。

日本伝統音楽に関する講演会(共催:日本伝統文化協会様)

2020年1月24日(金)19時〜@汐留にて、日本伝統音楽に関する講演をさせて頂きます。日本文化の再発見や伝統文化を楽しみながら次世代へつないでいく活動をしている日本伝統文化協会様でのイベントです。
講演…と言っても堅苦しいわけではなく、日本伝統音楽ってどんなもの?という〝はじめの一歩〟をお伝え致します。誰でもご参加頂けます〜!場所は汐留なのでお仕事帰りに来やすい方も多いかと思いますので、気軽にご参加ください。
詳細はこちらから→ https://jcbase.net/event-200124/

来月2月9日(日)には、このイベントの延長線として有志の方々向けに 稽古場にてお箏の体験グルーレッスンも予定しております。

柳内調風 風3部作が配信スタート!

父である柳内調風の代表作『風3部作』を、iTunes store、apple music、Spotify、LINE MUSIC、Google Play music、Google Play、YouTube Music、amazon music、レコチョク、J:COM music、HMV music など、各配信ストアから全世界へリリースいたしました。下記よりご覧ください。
https://linkco.re/G3GFcAbY

多くの方が日本伝統音楽に抱いている『古めかしい古典曲』なのではなく、40年ほど前に作曲されたこの曲は『邦楽器・洋楽器』が見事に調和した斬新な楽曲になっています。
皆様、是非お聴きください♪
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各曲、1,2,3楽章からなる壮大なスケールで作られたアルバム。日本伝統音楽という枠組みに囚われず、和楽器と洋楽器が国を越えた音楽を織り成し、多彩な音色を響かせている。
原曲はレコードで制作・発売されており、本音源は1979年のレコーディングの際のマスターテープより編集している。
作曲者である柳内調風がかつて日本音楽のルーツを探り『シルクロード』という個人の偉大な足跡を考えた際に『風3部作』の構想を思い発ち、それが『風散抄』『風籟章』『風飛翔』へと展開していった。
使用楽器は箏2部、17絃、尺八、ヴァイオリン、チェロ、12絃ギター、打楽器(タブラ・ボンゴ・カバサ・ウィンドチャイム・鈴・木鐘・鼓・桶胴等)。

「音」は空気の振動で発生し耳に伝わる。「空気」の流れ、そのものがまさしく「風」である。しかも目に映る「風」もあれば、目でとらえる事の出来ない「風」もある。しかしそれも五感でとらえ「心」で感じさえすれば「耳」でも「風のにおい」としても十分にその存在を知る音ができる。
普段の状態の中では騒音など特殊な音は別として何らかの「音」が必ず生じている。自然の音、虫の音、鳥のさえずり、生活の音、遠く近く聞こえる車の軋み等々考えたら数え切れないほど、私達の周りは「音」にあふれている。すなわち「風」が巻き起こっているのである。

時の流れを越え、悠久の彼方から古の先達の叱咤が降り注ぐ今こそ、心に染み渡る「風」を求めて、作曲者である柳内は今、何かをしなければならない思いにかられている。

『風散抄』:風の流れに身を委ねて、遠く思いをめぐらせば、名も知らぬ花の散りそむる、胸の鼓動は、来る日の天地の息吹か・・・。

『風籟章』:「籟」は訓読みで「ふえ」「ひびき」の意味。おりふし来たる一群の風にさそわれて、遠近に聞こえる籟(ひびき)は誰そ吹く籟(ふえ)。

『風飛翔』:風に吹かれて さすらえば、雲は流れて 風は飛び、思いは天空を翔めぐる。

日本伝統音楽イベントでNavigatorを務めます(主催:バング&オルフセン様)

革新的な技術と美しいデザインで世界中のオーディオファン、デザインファンを魅了する『バング&オルフセン』。
今回、バング&オルフセン主催で「日本伝統音楽の魅力」を紹介するイベントを開催致します。

普段、日本伝統音楽に馴染みがない方も、じっくり聴いたことがない方も、最高の音響環境で日本伝統音楽を”わかりやすく”ご紹介します。『はじめの一歩』を皆様にお届けできればと思っております。

住空間や好みのリスニングスタイルに合わせてユーザーが音響性能をコントロールすることができるインテリジェントデザインを採用した、世界で最も高度なデジタルスピーカーであるBeoLab 90というスピーカーを使用。この環境で聴く音楽は、鳥肌が立つほどに臨場感に溢れ、音に酔いしれます。(←このスピーカーは1,000万円程しますので、音を味わう貴重な機会です!)

素敵なスイーツとワインもご用意してお待ちしております。

詳細はこちらから
http://ptix.at/V6bw78

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* タイトル「90rooms#3 Awareness Japan 日本伝統音楽への扉 ~音色を愉しむ~」
* 日時 1月12日(日)14:00~15:30(予定) 開場 13:30
* 会場 バング&オルフセン 日本橋
*場所  〒103-6105 東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋 S.C. 新館 5F
*定員 15名
* 参加費 ¥3800 (1drink+1sweets + お土産)
* 主催 バング&オルフセン日本橋
* 企画制作 生活と音楽合同会社
* 協力 IMADEYA / ジャズとようかん / Lucy+K /
* お問合せ先 バング&オルフセン日本橋 03-6281-9435 (10:30~20:00)

* 当日はアルコール試飲会となりますので、お車でのご来場、また未成年の方の試飲は固くお断りしております。
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第43回定期演奏会が無事に終了

先日無事に定期演奏会が終わりました。
ご来場くださった皆様、どうもありがとうございましたm(_ _)m

多くのお弟子さん達が日々稽古を重ね、そして発表の場に携われることを嬉しく思います。
学生達や初舞台の方々も堂々と演奏し、終わった後はそれぞれが高揚した様子で緊張感から解放されており、微笑ましかったです。
私自身は演奏会全楽曲のうち半分位は出演しておりましたが、その中でも初めて演奏する曲があり、ハプニングの連続でしたがなんとか弾き納め…ましたが…まだまだ私自身も精進が必要だと痛感しております。本番の舞台も毎回学ぶことが多いです。
また、今年は名許(準師範)を取得された方がいらっしゃったので、お祝いの舞台として名許以上の演奏者は黒留袖の着物でした。

来年も11月に定期演奏会の開催を予定しております!皆様ぜひ気軽にお越し頂ければ幸甚です♫

学園祭の準備!

国士舘大学の町田キャンパスでは今月『鶴川祭』という学園祭があります。授業履修者の有志メンバー、および箏・三味線の部活『竹風会』のメンバーが学園祭で発表会を行います。
約半年間で学んだ技術で舞台に立つのは、みんな緊張するようです。しかし舞台に立つという好機を活かすべく、夜間練習にも積極的に参加してリハーサルを重ねています。

何事も真剣に取り組む姿はキラキラと輝いていて素敵です!
お近くの方は気軽にいらしてくださいませ。

⇒台風の影響により鶴川祭は中止となりました。ご了承くださいませ。(2019年10月10日)

日時:2019年10月13日(日)11:00~12:00
場所:東京都町田市広袴1-1-1 国士舘大学 町田キャンパス 31号館
(小田急線『鶴川』駅下車 スクールバスを利用、もしくは駅前バスターミナル2番乗り場から「六丁目」「センター」「北廻り」のいずれかを経由する「鶴川団地行」バスで8~10分。「国士舘大学前」下車。)
https://www.kokushikan.ac.jp/access/machida/index.html
鶴川祭サイト:https://www.kokushikan.ac.jp/campus_life/school_event/festival/tsurukawa/

『日本の伝統音楽』春期授業@国士舘大終了!

今年も多くの学生が『日本の伝統音楽』を受講し、春期を終えました。初めは「意味が不明」、「とりあえず履修登録した」という学生も15回の授業を通じて、箏・三味線の楽器の魅力にハマる学生が多いです。授業の後半は選択した楽器を学生同士で教え合います。学ぶことの難しさ、そしてそれを自分で理解して人に教えることの難しさも授業で体得してもらいます。

毎年の事ながら、これまで日本の伝統音楽や文化に興味がなかった学生が、授業を通じて考え方や捉え方が変わってくれる事にやりがいを感じます。

学生だけではなく、国内外の多くの方に日本伝統音楽・文化を体験して頂き、その魅力を伝えていきたいと思います!